キズナイーバーのネタバレ感想

キズナイーバーのネタバレ感想。キャストや声優、スタッフ情報

キズナイーバー2話のあらすじと感想 自己啓発セミナーのアニメ化

キズナイーバー2話のあらすじと感想。キズナイーバーは自己啓発セミナーのアニメ化。

「キズナイーバーのネタバレ感想」なんてタイトルのブログを作ったわりに、1話が微妙すぎてめんどくさくて感想を書くまでには至らなかった。

一応キズナイーバーが今後どう展開するのか、面白くなりそうなのかは気になったので2話も見てみたんだけど、正直1話以上に微妙、というか、はっきり言ってしまうと、このアニメほんとにこの先面白くなるのか?と甚だ疑問。

傷の痛みといっても身体的な痛みにとどまる不完全なキズナシステム

傷の痛みを共有しあう、という形のキズナシステムという絆で結ばれたキズナイーバー、というアイディア自体は悪くない。

でもキズナシステムで共有されうるのは所詮身体的な痛みにとどまるらしい。

たとえば天河一(てんがはじめ)が死ぬほど苦手な犬に襲われているとき、天河が感じている恐怖、あるいは犬嫌いがバレた後の天河の恥辱、そういったものは他のキズナイーバーたちに共感されていた様子はない。

それじゃあ傷の痛みの共有なんて言ったところでものすごく表面的なことでしかなくて、せいぜいよくできた軍隊式の連帯責任による体罰と何も変わらないのではないか。

それではくだらないと思う。

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キズナイーバーは新興宗教の集会か自己啓発セミナーのアニメ化

そして、そういったいわば心の傷はキズナシステムという機械的なシステムによっては共有されないのだとしても、身体的な痛みという園崎法子(そのざきのりこ)から与えられる「罰」によって、いわばアナログ的な手法で互いの心の傷を打ち明け合う、という2話のあらすじも、いかにも新興宗教の洗脳手法や自己啓発セミナーっぽくて若干気持ち悪かった。

(園崎法子は勝平と1話で幼少期に出会っていた少女っぽい。どうでもいいが)

いや、そういう展開自体は気持ち悪いなら気持ち悪いで別にいいんだけど、なんであそこまで中途半端なのか意味がわからなかった。逆に深い意味でもあるんだろうか?

「名前や所属というような表層的なことではない、自らを最も本質的に定義する心の傷、痛み、恥部、罪悪感、自らが最も人に語りたくないこと、打ち明けたくないことを打ち明けよ、それが互いの痛みを共有しあう運命共同体となったキズナイーバーのすべきことである」

というのは正しいし十分に理解できる。当然そういった筋書きにならなくては不自然でさえある。

しかしそこで心の底からその告白や吐露をためらったり、隠そうとしたり、偽ろうとしたり、あるいは自分自身すら自己欺瞞で欺いてしまう、といった描写もなく、ごく軽いコメディタッチであっさりと(犬に襲われるとか、貼ってあったポスターにデブだった頃の自分の写真が写っているとか)バレておしまい。

キズナイーバーたちが告白しあう「傷」の薄っぺらさ、どうでもよさ

しかも、一番まずいのが、そもそものその心の傷だか闇だか痛みだか、何でもいいのだけど、その「一番他人に知られたくないこと」というのが、

天河一の「犬が苦手」、

由多次人(ゆたつぐひと)の「昔デブだった」、

新山仁子(にいやまにこ)の「不思議メンヘラキャラを偽っている」、

高城千鳥(たかしろちどり)の「阿形勝平(あがたかつひら)のことが昔好きだった」

云々…などというのは、はっきりいって死ぬほどどうでもいい。

主人公の阿形勝平にいたっては何を言っているのかもよく理解できない。

こいつこそ痛みを感じないという特殊体質以外は、そのへんのどこの中学校にもいるような、無気力や無関心を自らのキャラとして装っているただの愚鈍に見えてしまう。

もちろん本当に愚鈍という設定なんだろうけど、それって痛みでもなんでもないだろ。そもそも愚鈍ゆえに自らが愚鈍であることに痛みを感じないんだから。

同じキズナイーバーのメンバーたちが、犬が苦手だの、昔デブだったの、ゆうこりんと同じ不思議キャラを偽っていただけだの、幼なじみのことが好きだっただの、そんなクソどうでもいいことを知ったからってなんだっつーの。

いまどきそのへんの高校生の修学旅行でだってもっと衝撃的で興味深い告白をしあってるわ。

これならまだ同じ2016春アニメの『迷家 -マヨイガ-』なんかのほうが、よっぽど登場人物全員マジもんの気違いメンヘラで面白い(あれ?そういえば『迷家 -マヨイガ-』もマリーじゃなかったか?)

 

大した傷や秘密を持つでもないキズナイーバー選出の理由が不明

というわけでなんでキズナシステムという実験的なプロジェクトの被験者であるキズナイーバーに、この程度の連中が選ばれたのか、選抜の理由がまったくわからない。本当にそんなものあるのか?単に機械的にランダムに選ばれただけ、というほうがつまらないなりにまだ納得できる。

お互いこんな奴らを相手に、一体どう相手の中に自分を見つけ合うというのか。いや、つまらない人間同士、互いの中につまらない自分自身の小ささや下らなさくらいなら見つけられるかもしれないが、それが何だというのか。そこに何の意味がある?

ギャグでもコメディでもなんでもいいけど、そこはきちんと見ていて納得できる程度には壮絶だったり深いものがないと、本当にただの軍隊式の連帯責任による体罰、その痛みによる連帯感の共有程度の話でしかない。

普通他人として見たときは到底認めがたい罪深さ、受け入れがたい愚かさ、唾棄すべき忌まわしさ、厭悪すべき醜悪さ、それらがあるからこそ、自分もまたそれと同等かそれ以上のものを持っているのだということに気づくとき、癒やしなり許しなり、途方も無いカタルシスが訪れるのではないのか。

そしてそうであってこそのキズナというテーマにもなるのではないか。

少なくとも2話までのキズナイーバーを見た今の段階では、キズナイーバーは出来損ないの自己啓発セミナーのアニメ化、といった域を少しも出ていない。このままTRIGGERということで期待させておいて、キャラデザインだけの雰囲気クソアニメで終わってしまったら嫌だなーと思う。マリーさんに限ってそんなことないと思いたい。

OPのBOOM BOOM SATELLITES『LAY YOUR HANDS ON ME』が良曲

そういう意味で言うと、唯一希望が持てる(?)のが、次回3話で明らかになる牧穂乃香(まきほのか)の「私、人を殺したことがあるの」という告白とその真相である。

まあどうせ大したことないんじゃねえか、せいぜいが事故死を自分のせいだと気に病んでるとか、見殺しにしてしまったとか、その程度のことで、牧穂乃香が殺意を持って殺人を犯したというわけではないのではないか、って気はかなりする。

でもまあ一応牧穂乃香がキズナイーバー最後の希望なので、こいつの人に言いたくない秘密とやらがどの程度中身のあるものなのか、それだけ確認しておきたいので、次回のキズナイーバー3話も見てみようと思う。

キズナイーバー3話のあらすじやネタバレ感想の更新がなかったときは…お察しください。

なお、今のところ内容はまったく冴えないキズナイーバーだが、OPのBOOM BOOM SATELLITES『LAY YOUR HANDS ON ME』はどっかで聴いたことあるような曲だけど雰囲気がいい。

EDの三月のパンタシア『はじまりの速度』も、歌はともかく絵がめちゃくちゃきれいで見とれる。

最後にがんばって誉めてみました。

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